とある美容室の差別化戦略

実は昨日、、、恥ずかしながら、、、

生まれて初めて美容室に行きました!笑

今まで僕は床屋でさえも、
QBハウスみたいなところ以外の
「まともな床屋」には

一度しか行ったことありません。
(私見とはいえ、QBハウス系を
まともじゃない扱いして御免なさい。)

と言うのもちゃんとした床屋には、、、

トラウマがあるんです。

幼少の頃、僕は父親に髪を切ってもらっていましたが、
それが色々と嫌で、坊主にしました。
バリカンで坊主だとさっさと終わるし。
それにずっと水泳をやっていたので、
すぐに乾くのも魅力だったんですね。笑

それでも高校に入ると、、、

さすがに女子の目も気になります♪

なので坊主を辞める決意をして、
さらにはある日意を決して、

「オシャレそうな床屋に行ってみることにしました!」

床屋のおじさん、超良い人そうでした。
とても面白い人でした。

でもそれは、
生まれて初めて床屋に行くと言う
シャイなチェリーボーイにとっては、、、

地獄。。。涙

最初に「どうしましょう?」って聞かれますよね。
ところがところがもう、

何をどうお願いして良いのかさっぱりわからない。

そもそも、自分の要求もわからない。
知識がなさすぎるんですよね。。。

そう言う事情は説明しながらも、
「え、えーと、普通で」と言いました。

すると床屋のおじさんは!
「普通!?普通じゃわからない。
おじさんの普通はモヒカンかもしれないよ?
じゃあ、モヒカンでも良い??」
とイキナリ畳み掛けてきます。

一事が万事で、常に追い込みをかけられ続け、
その時の体験が恐怖すぎて、

オシャレ床屋なんて二度と行かない!

と心に誓ったのでした。。。

はい、ここまではどうでも良い話です。笑

本題は僕が行った美容室の差別化戦略について。

ここは普段はうちの奥さんが
子連れで行く美容室で、
いつも僕もついて行くんですが、

本当にいつ行っても、

お客さんがいっぱい入っています!

大変失礼なんですが、
お洒落からは13光年くらい?
距離を置いている僕でも
「あまりお洒落じゃなさそう」
と思ってしまう感じだし、
奥さんに聞いてもそんな感じです。

じゃあなぜ、ウチの奥さんは通うのか?
ウチの奥さんもお洒落じゃないから??

違います。笑

ここは

「子連れママにターゲットを絞った」

美容室だからです。

まず!託児室があります。

基本的にスタッフも一名託児室に入ります。
(時々いなくて、僕が他所の子も
一緒に面倒見てたことありますがw)

子供連れで行ける美容室なんて、
ありそうでなかなかないですよね?

2番目に、
子供二人までは1000円/人で切ってくれます。
1000円で、そして自分が切っている間に
子供もそれなりにお洒落に切ってくれるので、
これまたママは楽ですよね!

そして3番目は、、、
子供はたくさん駄菓子をもらいます。笑
(時々バルーンアートで、リクエストして、
作った風船をくれたりもします)

子供の心を掴んでしまうので、子供が

「ねえママ!あそこ行こう?」と言います。

そうすると、
ママは高確率でまた行ってしまいます。

リピートさせるための強制力として、
子供に言わせるなんて、ステキです。笑

そう言うわけで、
この美容室はいつ行ってもお客さんが多くて、
しかも、徐々に店舗数を拡大中です。

これはマーケティングがうまく行っている好例!

万人向けに、八方美人なオファーをしても
結局は誰の心にも刺さりません。

しっかりと想定する人物像(ペルソナ)を設定して、

対象にだけは強烈に刺さるオファーをしてこそ、

お客さんは「強い意志を持って」

そのお店に通ってくれるようになるのです。

そしてこの美容室の場合は

「子連れママ」に明確にターゲットを絞って、
「メリットが明確なオファー」

で心に刺さらせるだけでなく、

継続したくなるような仕組みを
いくつも持っているわけですね。^^

差別化なんてできない!
と思っていらっしゃる方には、
これを参考にしながら、
もう一度考え直すことをお勧めします。^^

さて、話はどうでもいい方に戻ってきて、、、
そう言うわけで、今回は高一以来の
オシャレ床屋のリベンジ!な訳です。

長崎の仇を横浜で討ったる!!!笑

当然、あの質問が来ますよね。
「今日はどう切りましょうか?」
そこで今回の僕は前回のトラウマの話と、
それから28年以上簡素床屋しか行けなかったこと、
などを話した上で、

「そこそこ切って欲しいんですが、あとは、
お兄さんカッコいいんで、お任せします。
僕もカッコよくしてください💌」

とお願いしました。笑

それと僕がその美容室行ったから、
子供たちも切ることができて、

そこに行く必要がなくなった奥さんは、
同日夕方に、超久しぶりに、
違う美容室に行くことができましたとさ。

めでたし。めでたし♪

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